すがお

「夫婦として大切にしたいことは?」

そう尋ねると、おふたりから返ってきたのは
「喜怒哀楽を見せること、見ること。」
というまっすぐな言葉。

人生の転機として「お互いに出会えたこと」
とお話しされるように、その想いには
おふたりらしい飾らない純粋なお気持ちが詰まっていました。

そんなおふたりを映すような新緑まぶしい5月。
おふたりのハレの日を迎えました。

ご家族だけでの挙式を済ませ、
この日はご友人だけをお招きするパーティーに。

「とにかく皆で集まることが楽しみ」
と話すおふたりへ、コンセプトをご提案しました。

“すがお”

たくさんの人の中で出会い、関係を深め、
喜びも、笑いも、涙も、悔しさも
すべて分かち合ってきたご友人へ、
素直な気持ちで「ありがとう」
と伝えられる時間となりますように。

それはおふたりだけでなく、
ゲストの皆さんも自然と笑顔になるような、
そんな一日を思い描き、一緒につくってゆきました。

——おふたりらしい朝の始まり
お仕度はおふたり並んで、いつものように。
特別なハレの日でも、日常の朝を感じる穏やかな始まりとなりました。
開宴前に、まずはKnotレターの交換から。
結婚式準備の始まりに書いていただいたお手紙には、おふたりらしい素直な言葉が綴られていました。

——“すがお”を散りばめた会場
コンセプトのままに、たくさんの“すがお”を詰め込んだ空間を。
無機質な石の花器に活けたのは、赤と白の花。凛とした花と繊細な花。
一見、相反するようなその組み合わせは、
大切な人と交わしてきた喜怒哀楽を映し出すようです。

会場の隅にはおふたりの素顔写真。
寝顔や寝ぐせ、おどけた表情。
まるで、おふたりの日常をこっそり覗き込むような空間です。

そっと置いておいたのはおふたりの交換日記。
その日のできごとやおねがいごとなど、ゲストの皆さんにもおふたりの日常に触れていただくひとときに。
一部ページにはゲストからのメッセージも。
懐かしの交換日記を前に、楽しんでご協力いただきました。

——日常を囲んで
お食事は大好物のおにぎりやお豆腐を含んだメニューを立食スタイルでお楽しみいただきました。
いつもの食材の新たな一面を感じていただけるような特別メニューに。

コンテンツとして行ったのは、
ケーキカットならぬオムレツカット。
竜輝さんが「大好き!」と言うおふたりの中では定番のオムレツ。
実は萌水さんおばあちゃんの代から受け継がれる大切なレシピ。
恥ずかしがりながらも玉子をきれいに包み、皆さんへ披露してくださいました。
ファーストバイトも行い、
皆さんも大盛り上がりの時間です。

——素直な心で結ぶ時間
結びのお時間にはおふたりから手書きのメッセージを一人ひとりへ手渡しました。
「今日はありがとう」という感謝の気持ちや、
「私が知っているあなたの素敵な素顔」をまっすぐ伝えるお時間です。
綴られた言葉に、思わず笑顔がこぼれる人。
目を潤ませながら、言葉をかみしめる人。
一日を通して、本当にたくさんの“すがお”に出会いました。
そんなありのままの表情がこの大切な一日をつくっていたように思います。


準備の日々から結婚式の日まで、
たくさんの“すがお”に出会わせてくれたおふたりへ、心からの感謝を込めて。




Date May. 2025
Place Knot apartment, Hiroshima